こんにちは。SAMURAIPAPAです。持ち家か賃貸か?
これは永遠のテーマですね。
あちこちで議論されています。
結局答えはいつも「価値観次第、状況次第、人それぞれです」
になってますよね。
この問いに正解はないと思いますが、
我が家がマイホーム購入に至った経緯を通して、
考えたことをまとめました。
マイホームを検討している方の参考になれば幸いです。
新築マイホームを買うと決めた理由
僕が家を買ったのは2016年末です。
僕が家を買った理由は、
「いつかは新築のマイホームがほしい」
と思っていたからです。
なぜそう思ったかと考えれば、そういう環境で
育てられたからだと思います。
父も僕と同じ転勤のないサラリーマンで、
僕が生まれる前に建て売り住宅を購入しました。
生まれてから高校卒業までそういう家庭で
暮らしてきたので、それが自分の価値観形成の基礎になっています。
いつかは会社に入り、結婚して、子供を産んで、
家を建てて、という生き方が当たり前と思ってました。
なので賃貸やマンション購入という選択肢はあっても、
「家を買う」という答えは出ていたので迷いは無かったです。
今のところそれでまったく後悔しておりません。
当時よりまじめにお金のことや人生のことを
いろいろ勉強した今の自分でも、
マイホームを買うことを選択します。
経済的なメリデメはありますが、家を建てた時の達成感や満足感、
自分の帰るところがあるという安心感は、本当に心の支えになります。
ただ、今の会社で一生働く、転勤が無いという
大前提で決めてしまったのも事実です。
今の時代この前提が崩れないという保証は無く、
そういったリスクは頭に入れておく必要があります。
そうなっても大丈夫なように、日々修行中です。
建て売りか注文住宅か
せっかく家を買うなら注文住宅がいい、というのも即決でした。
当然設計費用がかかりますし、こだわりが多ければ
建て売り住宅よりは高くなります。
一生涯暮らすことを前提にしていたので、
どうせなら自分と妻にとって生活しやすい家を建てたかったです。
あとで気に入らないところがあっても、
自分の責任になるので、その方が家に愛着が出ると思います。
感情論を無視すれば、経済的には地価の下がりにくい
土地の中古住宅が一番お得です。
負債でなく、資産を買うことです。(金持ち父さんのアドバイスより)
土地探し
結論から言って土地探しに一番時間がかかりました。
結局決めるまでに1年半かかりました。
これは別の記事にまとめました。
こんにちは。SAMURAIPAPAです。 住宅購入時に一番苦労したのは土地探してでした。 土地が無いことには家が建ちませんので、土地が無いと先に進めません。 土地探しから契約まで結局1年半かかりました。 最後はほぼ[…]
ハウスメーカーで注文住宅
まずは住宅展示場に行きました。
地震に強い家が良かったので、鉄骨造しか考えてませんでした。
見に行ったのはヘーベルハウス、トヨタホーム、パナホームです。
最終的に我が家はトヨタホームで建てました。
マイホーム設計
ここが一番楽しかったところでもあるし、大変なところでもありました。
ほぼ毎週、時には平日も会社を休んで打ち合わせをしていました。
特に拘ったポイント、住んでみて良かったところを紹介します。
1.外壁タイル
一番拘ったのは外壁タイルです。
我が家は総タイル張りにしました。
普通はサイディングボードが標準で、
部分的にタイルを貼るタイプも最近は多いです。
なぜタイルにしたかというと、見栄えがきれいなのと、
生涯の総費用を抑えられるからです。
メンテナンスフリーと宣伝されますが
実際にはお手入れが必要で、約40年に一度洗浄や
補修費用が30~40万かかるそうです。
総タイルにすることで、我が家は標準サイディングボードに
対して150万円程度追加費用がかかりました。
それでもトータルコストではサイディングボードより安くなります。
サイディングボードは10年ぐらいで、
塗り替えや張り替えが必要になります。
塗り替えの場合、足場を組んで、塗装して、
というのをハウスメーカに頼むと約100万円位かかるそうです。
安い業者もあるようですが、業者に頼むと家の
長期保証が延長できなくなることがあるので注意が必要です。
初期費用はかかりますが、見た目も綺麗ですし、オススメです。
詳しくは分かりませんが(おそらく重さのせい)、
木造の場合は総タイルを選べないことが多いようです。
2.家事動線
当たり前ですが、家事の導線を意識しました。
キッチンからパントリーを通って、
洗面、風呂場へ抜ける通路は確保して正解でした。
ハウスメーカーなら大体そういう提案をしてくれます。
掃除機をかける作業をイメージすると、必要なコンセントの
配置がイメージできます。
基本的には、これでもか、というくらいつけておくべきです。
後から足すほうが高くつきますので最初につけておきましょう。
3.引き戸を優先
扉の開閉スペースを少なくするために、
できるだけ引き戸を選択しました。
室内の11個ある扉のうち、1階トイレ、主寝室、子供部屋1の
3個だけは構造上開き戸にしましたが、残りはすべて
引き戸にすることができました。
扉付近にものが置けるのは大変便利です。
4.気になっている点
ひとつだけ気になっているのは、ダイニングテーブル横の
床面に設置した収納タイプのコンセントです。
ホットプレートやPC作業などに大変重宝していますが、
メインではないですが、サブの動線上にあるため、
たまに子供が足をぶつけて痛そうにしています。
完全にテーブル下に配置する方が良かったかもしれません。
住宅ローン
家を買うためには土地と建物でローンを組みます。
その時に考えるべきポイントを紹介します、
住宅ローン減税
住宅ローンを組んで住宅を購入した場合に、
所得税と住民税から税金が控除されます。
控除額は年末時点のローン残高(一般住宅だと上限4,000万円※)の1%で、
控除される期間は10年間です。
※認定長期優良住宅は5,000万が上限です
今は変動金利だと金利は1%を切っているので、
年間金利より多くの税金が返ってくる計算になります。
ちょっと不思議に思えますが、
住宅ローンを借りるとお金が増えることになります。
さらに長期優良住宅の認定を受けられれば
控除期間は10年間に延長されます。
条件付きですが、最大で10年間で500万円税金が控除されます。
控除を受けられる条件は下記の通りです。
1.返済期間が10年以上の住宅ローンであること
2.ちゃんと本人が住んでること
3.認定長期優良住宅であること
4.合計所得金額が3,000万/年を以下であること
最大限度の控除(10年間で500万)を受けるために必要なのは
5.10年後に5,000万円のローン残高が残る
6.控除できる納税額がある(=それなりの年収がある)
我が家は1~4は満たしています。
多めに借りてますが、10年後には残高が5,000万円を
下回る金額を借り入れていま。
10年間満額の控除を受けることはできませんが、
現段階では50万円/年の控除を受けています。
10年後に控除されて戻ってきた分を合わせて
一括繰り上げ返済する計画です。
高い納税をしている人は、現状制度と低金利が続く限りは、
10年間は多めに借りる方がお得になります。
ただし、ローンは借金には違いないのでご利用は計画的に。
控除された分はしっかり貯めるか、運用しておいて
控除期間が終わった時に、一括返済して
早めに元金を減らすようにしましょう。
元金が多い方がいいのは、控除期間だけです。
それ以降は出来るだけ早くローンを減らしましょう。
固定金利と変動金利
固定金利とは、借り入れたときの金利が全借入期間を
通じて変わらないタイプです。
将来金利が上がっても、借入時の金利が維持されます。
変動金利は、5年毎に金利が見直されます。
詳しくは述べませんが、短期プライムレートという指標で
決定されます。
短期プライムレートとは、金融機関が優良企業に対して
短期(1年未満)で融資をする際に適用する金利です
これは景気によって変動しますが、ここ10年以上は2.475%で一定です。
コロナの影響ですぐに上がる可能性は低いですが、
今後景気が良くなれば上昇する可能性はあります。
この先10年、20年という長い目でみれば景気は良くなっていくことを
世界の誰もが期待しているので、変動金利は上昇すると考えています。
直近は金利の低さから変動金利を選択する利用者が多いですが、
残高と返済計画を確認して、返済が長期になるなら
今のうちに固定金利に変更するのもありだと思っています。
まとめ
マイホームを持つことに対しては賛否ありますが、
今のところ買って良かったと思っています。
変えるところ、自分の住処があるのは安心です。
週末の掃除の仕方も丁寧になります。
転勤、災害、価格下落などのリスクはゼロでは
ないのも事実ですが、それよりも精神的な安心感、満足感は
いいものです。
購入検討されている方の参考になれば幸いです。