- サラリーマンとして生き残るために何が大切だろうか
- サラリーマンを続けて、幸せになれるだろうか
- 人生100年時代にサラリーマンが大切にすべきは有形資産と無形資産
- 会社に依存しないために、何でも積極的に挑戦すべき
- 僕が実践しはじめたこと
サラリーマンが人生100年時代を生き抜くために必要な有形資産と無形資産とは?
まだ読んでない方は「LIFE SHIFT」という本を読んでください。
とっても有名な本です。
僕は、この本を友人に勧められて読みました。
僕にとっては衝撃的な内容で、それを機に実際に行動が変わりました。
長寿化によりマルチステージの人生へ
人間の平均寿命、健康寿命が長くなっています。
世界では2007年生まれの50%が107歳まで生きる、という検証結果もあります。
これにより今まで当たり前だった3ステージの人生では成り立たなくなっています。
これまでの3ステージライフの問題点
仮に3ステージの人生で100歳まで生きるとなるとこうなります。
- 第1ステージ:教育 ~25歳
- 第2ステージ:労働 ~65歳 (約40年)
- 第3ステージ:引退後生活 ~100歳 (約35年)
第2ステージの問題
- 技術発展によりどんな仕事が残るか分からない
- 終身雇用制度、年功序列制度の廃止
つまり、40年近く同じ会社で働くというライフスタイルが当たり前で無くなる可能性が高いということです。
第3ステージの問題
- 年金だけで暮らすには、豊かな生活ができない
- 会社以外に社会とつながりがないと、やることがない
引退後の生活が35年と長いため、まとまった資産がないと、豊かな生活をおくることができません。
また、趣味や人脈など時間を使う資産がないと、暇でやることがない、つらい隠退生活が待っています。
この期間に充実した幸せな生活を送るためには、お金も必要ですが、それ以外にも無形資産と呼ばれる資産があるかどうかが重要です。
100年時代を生き抜くマルチステージライフ
マルチステージライフは、上記の3ステージライフに新たなステージを追加していく生き方です。
エクスプローラー
世界を見たり、人に会ったりして、自分を探したり、人脈や知識経験を身につけるステージです。
人生100年と考えれば、自分探しに数年かけても決して遠回りではないでしょう。
ここで自分が何が好きで、何が得意かを知っておくことが、のちの人生を幸せにする鍵になります。
インデペンデントプロデューサー
自分で起業したり、事業運営するステージです。
ビジネスによる有形資産構築だけでなく、知識経験や人脈など将来に役立つ無形資産を構築できます。
ポートフォリオワーカー
様々な活動(事業、地域活動、社会貢献など)に同時並行に取組むステージです。
小手先ではなく、スキルや人脈などの土台がないと、このステージでは豊かな人生にはなりません。
会社でのスキルだけで無く、それ以外の分野を勉強したり、違ったコミュニティーで活動するなど、安定した土台を気付くためには、時間がかかるため、早期に取組みを開始する必要があります。
いずれのステージも簡単に移行できる訳ではありません。
移行するためには、常に有形資産と無形資産を築いておく努力が必要です。
有形資産と無形資産
有形資産
日本でも老後資産2,000万円問題で話題になったとおり、現役時代にいかに資産を構築するかが大切です。
これまでは現役期間に稼いだ資産と、退職金と年金があれば、老後をまかなうことができましたが、これからはそれでは十分ではありません。
現役時代から、お金を節約して運用することで資産を増やすことをしましょう。
海外に比べて日本人は資産を現金・預金として保有する率が高いです。
「政府オンライン広報」より
現金・預金は元本は確保できますが、金利がほぼ0%なので、政府が掲げる目標である「インフレ率2%」を考えると、価値としては2%ずつ減っていくことになります。
初心者には政府も推奨してるNISAやつみたてNISAを利用して、投資信託による運用を始めるのがおすすめです。
少し勉強は必要ですが、株式投資も少額から始められるサービスもあります。
ほんの500円でもいいので、まずは株式を保有してみるのが一番です。
それでも立派な資本家です。
無形資産
生産性資産
生産性を上げるためのスキルと知識です。
AIの発達やオートメーションにより、ロボットに取って変わられることのないスキルと知識を実につけることが必要です。
- イノベーション能力、創造性、アイデア発想力
- 直感的判断力、人間性、対人コミュニケーションスキル
- 人脈やネットワーク、および周囲からの評判
相互に信頼関係を築いた仕事仲間や人間関係や、自信の評判なども生産性につながる資産となります。
普段から他人の信頼を得られる行動を心がけましょう。
それらを表すキーワードは
「公正さ」「誠実さ」「実行力」「柔軟性」「信頼性」 などです。
活力資産
常に最良のアウトプットを出すために、心身ともに健康を保つことです。
- 仕事でも家庭でも過度なストレスをため込まないこと
- バランスの取れた生活を送ること
- 定期的に運動を心がけること
- 活力のもとになる友人関係をもつこと
忙しいとなかなか疎かにになりがちな部分ですが、普段から習慣づけて実践できるようになると良いですね。
変身資産
自分が次のステップに移行するために必要な資産です。
自分はいつでも変えられる、という意識を持っている状態です。
- 自分がどうなりたいか、など自分について知ること
- 会社以外にも多様なネットワークを持ち、常に新しい情報を入手すること
- 新しいことに積極的に挑戦する姿勢
これまでの常識や習慣、行動パターンを思い切って変えることで、不安やリスクが生じますが、それが新たな自分への出発点となります。
資産を振り返る
僕のこれまでの各資産の推移を振り返ります。
1)生産性資産
大学で学んだ知識をベースに入社後の業務スキルと知識は増えています。
生産技術の業務スキルを国内PJT、海外PJTと経験させて頂き、知識と経験は身に付いたと思います。
現在は社外に出向し、元会社とは異なる環境でチャレンジ中です。
今後ものづくり業界は発展していく産業とは言えないため、一生食べていけるスキルではないと思っています。
別の分野のスキルを身につける必要があると考えています。
一方で、同僚や上司、関係者とコミュニケーションを取り、円滑に業務を進めるスキルは、汎用性があるスキルだと考えられるので、今後も活かしていくべき強みのひとつだと思っています。
2)活力資産
活力資産は入社、結婚、長男誕生と幸せなイベントが続いて、右肩上がりでした。
しかし、職位が上がり業務が忙しくなると、家に帰る時間が遅くなり、家事や育児を手伝えなくなりました。
これにより妻の負担が増えてしまい、互いにストレスが貯まることもあり、精神的にはバランスが取れていない状態です。
本当に大切なものが何か、今後の生き方を含めて働き方について、がん変えているところです。
また、定期的に行っていたフットサルやサッカー、ゴルフなどの運動習慣が無くなり、体力面の低下、体重増加など健康面で資産が減少しています。
少しでも改善するために、ウォーキングを始めました。
会社以外の友人との交流は、結婚ラッシュが過ぎ去り、今では減る一方です。
これは少しでも会社外のつきあいを増やしたいですが、家族の時間を優先するために両立が難しいところです。
今のところ具体的な対策は出来ていません。
3)変身資産
学生時代にはバーでアルバイトしていたこともあり、幅広い年齢乗のお客さまと交流する機会があったが、今ではほとんど交流がなくなってしまった。
会社外のネットワークにつながるチャンスがあれば積極的に参加していきたい。
自分への知識、挑戦する姿勢はここのところ増加傾向にあります。
読書により知識をインプットするだけでなく、投資や本ブログなど新たな行動を起こせています。
これを継続したいです。
4)有形資産
入社以来順調にふえています。
結婚してからも妻と共働きであるメリットを活かしつつ、ストレスを感じない範囲で節約しつつ、使うところは使うというスタンスです。
マイホームを建てたため、住宅ローンを背負っていますが、ここ2年で投資についても勉強し、株式、投資信託、つみたてNISAと幅広く運用に挑戦中です。
こつこつと長期での資産運用を目指し、継続していきます。
とにかく行動に移すこと
自分の資産状況の振り返りをして、いろいろなことが見えてきました。
- 自分の得意なもの、生かせるスキルはなにか
- 自分が目指すべき姿は何か
- それに向けて足りない資産は何か
- 今後増やすべき資産は何か
ここまで分かれば後は行動に移すこと。
小さくてもいいから、何か行動を起こすこと。
それを繰り返すことで何か見えてくるはずです。
今までの習慣を断ち切り、あらたな挑戦をすることは、リスクやストレスがあり簡単なことではありません。
しかし、人生100年あれば多少失敗しても挽回が効きますし、やり直しもできます。
誰でも遅すぎることはありません。
気付いたときが一番若い、まずは一歩を踏み出そう。
僕が実際に行動したこと
人生で一番読書をしています
LIFESHIFTとの出会いをきっかけに、たくさんの本を読むようになりました。
これまで本を読んでこなかったのが、もったいない。。。
主に読んだのは以下のジャンルです。
成功した人の考え方をインプットすることは非常に有益です。
- 自己啓発
- ビジネス書
- 転職、キャリアアップ
- 投資関係
僕が読んだオススメ書籍は別の記事で紹介しています。
資産運用の勉強をし、運用をはじめました
つみたてNISA
はじめにつみたてNISAからスタートしました。
つみたてNISAは、20年間という長期運用により資産形成できるシステムです。
運用中に発生した利益に対しては所得税約20%が控除されます。
金融庁の認めた銘柄に厳選されていますので、投資初心者でも始めやすいです。
証券口座を開設すればすぐに運用開始できます。
楽天カードをもっていれば、ポイントが貯まる楽天証券がオススメです。
高配当株投資
次に高配当株への投資を始めました。
始めに手数料が安く優良な高配当株を組み合わせた米国高配当株ETFを毎月積み立て購入しはじめました。
米国株ETFをつみたて購入するのに便利なのはSBI証券です。
こちらも簡単に口座開設でき、少額からでも運用できますので、オススメです。
高配当株について勉強するなら、「両学長のリベ大」がオススメです。
リベラルアーツ大学は、人生を豊かにしていくために、自分らしい生き方とは何かを考え、ワクワクする生き方を求め、日々その生き…
というより高配当株以外にも、お金に関する知識はここですべて学ぶことが出来ますので、ぜひご覧になってください。
高配当日本株投資
日本株の高配当株投資も始めています。
日本株には優良なETFがないので、個別に独自でポートフォリオを作るのがいいそうです。
僕は「こびと株さんのブログ」を参考にしています。
考え方もしっかり解説してくれていますので、とても参考になります。
高配当株を1株から買うことができ、少額からの運用が出来るのはネオモバイル証券です。
手数料もお手頃なのでオススメです。
ただし、これらの投資には元本割れのリスクがありますので、くれぐれも自己責任でお願い致します。
まとめ
人生100年時代でと言われる今、これまでのサラリーマンの生き方は通用しません。
人生が長いことは一見ハッピーに感じますが、十分な資産を築いておかないとやることがない、やりたいことが出来ない、という苦しい人生になってしまいます。
これを避けるためには、早い段階で有形資産と無形資産を構築することが必要です。
まずは自分の資産状況を把握しましょう。
思い描く未来に対して十分な資産があれば継続しましょう。
もし未来に対して不足していると感じたのなら、今がチャンスです。
気づいた今が一番若い!
今すぐ行動しましょう。
数年前な~んにも考えてなかったド平凡サラリーマンであった僕でも、少しずつ行動出来ています。
きっとあなたにも出来ます。
一緒に頑張りましょう。